家をリフォームするために、仮住まい先のマンションを探しました。賃料や立地などが条件に合う、築30年くらいの高槻市の中古マンションが空いていました。
たまたまタイミングよく、1階の角部屋101号が空室で、エレベーターも使わず、出入りも簡単だったので、即決しました。結果的に12月~5月まで冬から春にかけての6ヵ月間住むことになりました。それまでもマンションには暮らしたことはありますが、1階には住んだことがありません。
初めて1階の角部屋に住んでみて、結露に驚かされました。真冬だったため、暖房器具はガスファンヒーターを使用していたのですが、結露が雨のように降り注ぎます。朝玄関を開けると、結露のしずくがポトポト落ちてくるので、まるで雨が降っているのかと思うほどです。窓の下はもちろん水浸し。部屋の四隅は、結露により黒カビが発生しました。換気扇を一日中つけてもこの状態です。
急激に温めるガスファンヒーターが良くないのだろうと、どちらかというと空気が乾燥するクーラーの暖房をつけていました。ガスファンヒーターよりは結露がまだ少なかったのですが、やはり雨のような結露です。マンションの隣室が無いほうの壁(外がわの壁)は、部屋が温まってくると、全面結露が出てこちらもしずくがポトポト。玄関にある靴箱は、カビが生え、革靴がダメになってしまいました。
湿気で靴箱の扉もゆがんでいます。1階の角部屋は湿気がすごいとは聞いていましたが、ここまでとは思わず、衝撃でした。6か月がたち、引っ越しをすることになりました。そこで驚いたのが、子どもたちの木の机の引き出しなどが、湿気でたわんで、傷んでいたのです。引出しはゆがんで、使い物になりませんでした。
家具があった壁のクロスは黒カビになっています。半年間住んだだけで、これだけ黒カビが出るとは思いませんでした。もともとこまめに家具を動かして掃除するタイプではないので、それもよくなかったと思います。それにしても、半年だけでもこれだけ黒カビに囲まれたので、長く住んでいたら体にも影響が出たのではないかとちょっと怖くなりました。101号室が全部が全部そうというわけではないと思いますが、私の体験が少しでもお役に立てれば幸いです。